学校の勉強が何の役に立つのか
例えば、連立方程式やらサインコサインやらが将来何の役に立つのか、
各年代で苦手とする人が必ず言い訳にするフレーズ。
そういう人はおそらく周りに、役に立ててる人がいないのでしょう。
しかし、そうした疑問を取り除くことにより、学校の成績が上がったり、
自分の子供にいつか聞かれた時にちゃんと答えらえるようにしたいものです。
僕の知っている社会を想定するに、それらの知識を活用して生計を立てている人は、全人口の1%くらいではないでしょうか。
例えば学者だったり、エンジニアだったり。幾何学的なデザインをするデザイナーも。ただし、割合は非常に低いと思います。
ですので、そこらへんの小学生に聞かれたら、99%くらいの確率で君の人生の役には立たない。でも、人生はサイコロで決まっていくわけではありません。自分の能力次第で選択肢が増減していきます。
そして社会が我々に求めてくるものはなんでしょうか?
それは希少価値です。
スポーツでトップに立つのは、他の選手に出来ないことができる選手です。
そこまで行くと莫大な資産を得ることができますが、
一般社会であったって、同じ能力で英語ができる人と、できない人であれば、
できる人が求められます。
そうやって、連立方程式ができる人、三角関数を自在に操れる人、複素平面を理解できる人、とどんどん篩にかけて、希少価値を見出していくシステムが日本の学歴社会です。
スポーツ選手に立って、英語の能力の有無で、海外でのコミュニケーションに差が出て、結果としてパフォーマンスが違ってくるかもしれません。
なので、学習科目すべてを直接は活用はできないかもしれないが、自身の希少価値を向上させていくという点で、将来に役に立つと言えると思います。