痩せるという化学反応 〜カロリーって何?~ 2

前回の記事をまとめると、体重管理という重さを話題にしているにも関わらず、カロリーという他で見たことない単位を持ち出され、さらに摂取カロリーと消費カロリーはそれぞれ異なる計算手法で計算されているのみのらず、実態は体内の変化を全く反映していないということを指摘しました。

こんな出鱈目なキーパラメータインデックス(KPI)を用いてダイエットに励んでいるのですから、そりゃ成果が出るわけがありません。

筆者の私にもよる年波には勝てず、油断すると一気に体重が増えたりする時期もあります。ですから、痩せるメカニズムから徹底敵に考え直し、どうしたらもっと効率的に楽しくダイエットや体重管理ができるかを見つめ直したのがこの記事です。

これまで大学で学んだ生化学、分子生物学の他、化学工学という化学プラントなどを管理するための学問を人間の体に当てはめて、今まであまり語られていなかった痩せるという化学反応をもう一度見つめ直したいと思います。

次回からはかなり専門的な話になりますが、体のエネルギー代謝について述べようと思います。糖、タンパク質、脂肪が体の中でどのようにエネルギーとして変換されるのかをなるべくわかりやすく解説したいと思います。そしてなぜ糖や筋肉ではなく、脂肪が体に溜まるのか、つまり太るのかというのを考えていきたいと思います。そこにはもちろん生物が長い時間かけて編み出した生存戦略が隠されています。

それではまた次回をお楽しみに。

続く