LEDのアオと空の蒼と水の青と木の碧と目が感じるあお
5種類の青。すべて原理が異なる。
LEDのアオ:励起された電子が安定軌道に移るときに、ちょうど青い光を発する。機序が最もシンプルな青。
空の蒼:空気中の粒子が太陽から発せられる青い光を散乱し、何もない空間にあたかも青い幕がかかったかの様に見せている。
水の青:水の酸素と水素の結合が赤外線を吸収するとき、少しばかり可視光域の赤を吸収することによって青く見える。水の色は透明ではなく本当に青い。
木の碧:光合成のために赤い光と青い光を使って、電子を励起している。余った光が反射して、碧く見えている。
目が感じる青:青を感じる錐体細胞からの電気刺激が脳に伝わる。
どんなメカニズムで青い発光が起ころうとも、青を青と感じるのは錐体細胞の電気信号となってしまうから。
まだ虹のアオとかモルフォ蝶のアオとかまだまだ違う原理のアオもあります。
あなたはどの青が好きですか?